2016年ノーベル賞候補者は?トリプル受賞とのうわさも。

2016/10/04


【10/3追記】ノーベル医学・生理学賞に大隅 良典氏(東京工業大学栄誉教授)が決まりましたね!おめでとうございます。
今後の受賞発表にも目が離せません。

【9/22追記】
トムソン・ロイター通信によると、2016年の「トムソン・ロイター栄誉賞」に日本人3名が含まれていると発表しました。これにより「日本人のトリプル受賞」の可能性が高くなりました。

2016年のノーベル賞発表日は?


10月3日 医学・生理学賞
10月4日 物理学賞
10月5日 化学賞
10月7日 平和賞
10月10日 経済学賞
10月13日 文学賞

授賞式は12月10日になります。毎年アルフレッド・ノーベルの命日に開催されています。 

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候補者一覧


化学賞候補者


前田 浩(まえだ ひろ)氏(77)
現職:宗城(そうじょう)大学DDS研究所 特任教授/熊本大学 名誉教授

【学歴・職歴】

1957年3月 兵庫県立龍野高等学校卒業
1962年3月 東北大学農学部食糧化学科卒業
1964年6月 カリフォルニア大学(Davis校)大学院修了
1968年3月 東北大学大学院博士課程修了(医博・農博)
1968年5月 ハーバード大学癌研究所主任研究員
1971年10月 熊本大学医学部微生物学講座助教授
1981年4月 熊本大学医学部微生物学講座教授
2004年3月 熊本大学退官(4月 熊本大学名誉教授)
2005年4月 崇城大学薬学部教授、同大学院工学研究科応用化学専攻教授歴任
2011年4月 崇城大学DDS研究所 特任教授 


【受賞歴】

米国サンアントニオ市名誉市長
米国オクラホマ州名誉州民
連合王国オックスフォード大学リッチフィールド記念講演
日本細菌学会浅川賞
高松宮妃癌研究基金学術賞
E.K.Frey-E.Werle財団 Commemorative Gold Medal
米国Controlled Release Society
2003 Nagai Innovation Award for Outstanding Achievement
王立英薬学会Life Time Achievement Award
CRS College of Fellows Award
西日本文化賞
日本DDS学会 永井賞
2011年 日本癌学会 吉田富三賞、熊日賞
2016年9月トムソン・ロイター引用栄誉賞

引用元http://www.chem-station.com/

松村 保広(まつむら やすひろ)氏(61)
現職:国立がん研究センター分野長

【学歴・経歴】

1981年 熊本大学医学部卒業、第一外科
1984年 同微生物学教室大学院
1988年 医学博士号取得
1989年 米国Mt Sinai医科大腫瘍内科
1990年 英国Oxford大学Nuffield病理
1994年 国立がんセンター中央病院内科医員
1999年 同特殊病棟部 医長
2002年 国立がん研究センター 研究所支所 がん治療開発部 部長
2005年 国立がん研究センター東病院 臨床開発センター がん治療開発部 部長
2012年 国立がん研究センター東病院 臨床開発センター 新薬開発分野 分野長
2015年 国立がん研究センター 先端医療開発センター 新薬開発分野 分野長

受賞歴


2005年 日本DDS学会永井記念賞
2006年 国立がんセンター田宮記念賞
2011年 科学研究費審査日本学術振興会表
2016年9月 トムソン・ロイター引用栄誉賞
引用元http://www.ncc.go.jp/

【2氏の功績】

前田氏、松村氏の2氏は「DDSドラッグ・デリバリー・システム)の研究を進め、がん腫瘍に対して選択的なデリバリーができる「高分子薬剤の血管透過性・滞留性亢進効果(EPR)効果」を発見しました。
それにより、「がん細胞」を狙ってピンポイントで薬を送り込むシステムを発見しました。
EPRとは、enhanced permeability and retentionの略。


「DDS」を分かりやすく解析すると

これまでの薬は接種・投与しても、大部分が「がん細胞の原因部分」に送り込めず、途中で分解されてしまったり、必要のない箇所にまで作用してしまい、それが原因で副作用を起こすこともありました。
患者さんにとって身体的負担は計り知れないものがありました。

DDS技術によるメリット


  1. 薬を使用する効果が格段にUPする。

  2. 薬の使用量を減らせるので、身体への負担が減る。

  3. 治療費の負担も軽減される

まさにいいこと尽くしですね!

この技術を確立したことにより、「がん」で苦しむ多くの方に役立つと高く評価されています。

生理学・医学賞候補者


本庶 佑(ほんじょ たすく)氏(74)
現職:京都大学客員教授

【学歴】

1966年3月24日 京都大学医学部進学課程 卒業
1967年4月1日 京都大学大学院医学研究科(生理系専攻)
1967年10月17日 医師国家試験合格
1968年1月20日 医師免許証下付
1971年3月23日 京都大学大学院医学研究科修了
1975年1月23日 (京都大学)医学博士


【経歴】

1971年4月1日 京都大学医学部副手(医化学教室)
1971年9月1日
米国カーネギー研究所発生学部門 客員研究員

1973年7月1日
米国NIH(NICHD分子遺伝学研究室)客員研究員

1974年11月1日
東京大学医学部助手 (栄養学教室)

1977年4月~6月
米国NIH(NICHD分子遺伝学研究室)客員研究員

1979年12月1日
大阪大学医学部教授(遺伝学教室)

1982年4月1日~1983年3月31日 
京都大学医学部教授併任(免疫研究施設)

1984年3月1日
京都大学医学部教授(医化学教室)

1988年4月8日~1997年2月28日 
京都大学遺伝子実験施設、施設長併任

1989年10月1日~1998年3月31日 
弘前大学医学部教授併任(脳神経疾患研究施設遺伝子工学部門)

1995年4月1日 
京都大学大学院医学研究科教授(分子生物学)

1996年10月1日~ 
京都大学大学院医学研究科長・医学部長併任

2000年9月30日 
同 任期満了

1999年4月1日~2004年3月31日
高等教育局科学官併任

2002年10月11日~2004年9月30日 
京都大学大学院医学研究科長・医学部長併任任期満了

2004年4月1日 
日本学術振興会学術システム研究センター所長併任                       

2008年4月1日 
京都大学大学院医学研究科寄附講座特任教授(免疫ゲノム医学講座)

2009年6月26日 
京都大学大学院医学研究科寄附講座客員教授(免疫ゲノム医学講座)

2006年6月26日 
内閣府 総合科学技術会議 議員

2012年4月~
静岡県公立大学法人理事長

2015年4月~
京都大学大学院医学研究科連携大学院講座客員教授(免疫ゲノム医学講座)

2015年7月~
先端医療振興財団理事長

【受賞歴】

1978年11月 日本生化学会奨励賞
1981年11月 野口英世記念医学賞

1982年1月 朝日賞

1984年11月 大阪科学賞

1984年11月 木原賞(日本遺伝学会)

1985年1月 ベルツ賞

1988年6月 米国免疫学会名誉会員

1988年11月 武田医学賞

1991年6月 フォガティースカラー(NIH)

1992年10月 ベーリング北里賞

1994年3月 上原賞

1996年6月 恩賜賞・学士院賞

2000年11月 文化功労者

2001年5月 米国科学アカデミー外国人会員

2003年8月 ドイツ自然科学者アカデミー・レオポルディナ会員

2005年12月 日本学士会会員

2012年 ドイツ ロベルト・コッホ賞

2013年 文化勲章

2014年 台湾唐奨教育基金会  第一回唐奨(バイオ医薬分野)

2014年 アメリカ合衆国Cancer Research Instituteウィリアム・コーリー賞

2014年 日本癌学会 第4回JCA-CHAOO賞

2015年 Richard V. Smalley, MD Memorial Award, Society for Immunotherapy of Cancer

2016年9月 トムソン・ロイター引用栄誉賞
引用元http://www2.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/

PD-1」という免疫細胞の働きを抑制するたんぱく質を発見しました。

画期的な技術を「実用化」へ


1992年に本庶氏ら研究チームが「PD-1」を発見し、関西の小野薬品工業で「免疫治療薬(抗PD-1抗体)=オプジーボ(一般名ニボルマブ)」が実用化されています。
これにより「免疫を使ってがん細胞を攻撃する」技術が「革命的なクスリ」と言われるまでになっています。

まとめ

今回の3氏の功績は「がん治療」に革新を起こした研究ですね!こうしている間にも、一人でも多くの「がん患者」の方のいのちを繋げるために、更なる研究が進むことを切に願います。

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【7/8投稿】
2014年・15年と日本人のノーベル賞受賞が続いていますね!2016年も日本人受賞者は現れるでしょうか!?

今年の日本人受賞候補は?トリプル受賞もありうる?



※この動画は2015年の授賞式のものです。


2015年は物理学賞・化学賞のダブル受賞でしたが、2016年はトリプル受賞ではないか?とひそかに噂されています。


物理学賞候補:細野 秀雄氏(東京工業大学教授)

超電導状態に最もなりにくいとされるの「鉄系超伝導体」や、ディスプレイに使われる「IGZO半導体」など、新素材を次々と生み出しています。

生理学・医学賞候補:大隅 良典氏(東京工業大学栄誉教授)

オートファージ(自食作用)」の現象を世界で初めて肉眼で観察、メカニズムを解明。

これにより、原因不明だったパーキンソン病の解明につながるのでは、と言われています。

弟子にあたる水島 昇氏(東京大学教授)との共同受賞となるかもしれません。

化学賞候補:飯島 澄男氏(名城大学終身教授)

アルミニウムの半分の軽さ、ダイヤモンドの2倍の硬さ、銅の1000倍も電気を通しやすい、炭素で構成された夢のような素材「カーボンナノチューブ」の発見者です。


そもそもノーベル賞とは?

ダイナマイト」を発明したアルフレッド・ノーベルの遺言によって、1901年からスタートした世界的な賞です。


受賞の分野は「5分野+1分野


ノーベルの遺言では、「物理学、化学、医学・生理学、文学、平和」の5分野で顕著な功績を遺した人物に賞を贈ることになっていました。

その後、スウェーデン国立銀行設立300周年を記念して、1968年に経済学も追加されました。


賞の名称は?

  • 「物理学賞」

  • 「化学賞」

  • 「医学・生理学賞」

  • 「文学賞」

  • 「平和賞」

が5分野の名称なの対し、
経済学賞」の正式名称だけは、
「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」です。


ノーベル賞の主催は?


  • スウェーデン・アカデミー(文学賞)

  • スウェーデン王立科学アカデミー(物理学賞/化学賞/経済学賞)

  • カロリンスカ研究所(生理学・医学賞)

  • ノルウェー・ノーベル委員会(平和賞)
となっています。

ノーベル賞の賞金は?


ノーベルの残した莫大な資産を運用して得た利益が賞金の原資となっています(経済学賞はスウェーデン国立銀行の基金が原資)。

基本的には1,000万スウェーデン・クローナ(約1億2,000万円)ですが、2012年からは800スウェーデン・クローナ(約9,600万円)に変更されました。

2002年から2012年までの10年間、運用益が予想を下回ったためだそうです。
世界経済が安定・活発化して、運用益が右肩上がりになったら、再度賞金額が1,000万スウェーデン・クローナに戻るかもしれませんね。


※ノーベル賞の晩餐会の会場の写真です。
これはノーベル賞の晩餐会の会場の写真です。


歴代受賞者の出身大学は?

歴代日本人受賞者の出身大学でトップは東京大学(東京帝国大学含む)で7人、次いで京都大学(京都帝国大学を含む)の6人、名古屋大学の3人と続きます。

ちなみに、受賞人数を自然科学分野のみに限定すると、東京大学は4人なので京都大学の方が多いです。

出身校はどこであれ、日本人の英知は国の宝ですね!
ノーベル賞のトリプル受賞で世界の研究・開発がますます加速していくことを願います。


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